生霊と分身霊
~From 開運コラム~
頑張っても成長や発展性がみられない、そもそも頑張れない、
以前に比べて根気や意欲や体力が低下した、
衰退しているのが目に見えて分かる…。
こういう時、霊的な知識を備えていらっしゃる方がまず疑われるのは霊障です。霊障や生霊については過去のコラムにも記しておりますのでそちらもご参考頂きたいと思いますが、簡単に要約しますと、例えば生霊が憑いている場合、幸せになることを霊的に邪魔される、というものです。元恋人を含む異性の生霊が憑けば、相思相愛になれる相手が見つからなかったり、見つかったとしても些細な事でダメにしてしまったり、奇妙な程にタイミングが合わず、ろくに会うことすら出来ない…等、何かに付けてうまくいきません。言うまでもありませんが、生霊になっている側も薄運になり、孤独と不満に満ちた人生になります。
生霊が憑く人は、人気者や魅力的な人が多いので、恨みや嫉妬を持たれない様に注意することが重要です。性格や見た目(センス)の面で特に問題がある訳でもないのに不幸が続く場合は、生霊をお疑いになるので宜しいかと思いますが、それ以外にも、ご自分ではなくお相手側の霊障(生霊)問題だったり、御家の霊障や祟り、先祖霊によるもの、ご自分やお身内の因縁因果、或いは、霊障ではなく生れつき運が悪い、後天的な努力不足や未熟さ、実際的な悪口や悪事のターゲットになっている(これは金運招福成功祈祷で呪い返しや運上げ等の対処も可能です)、ということもありますので、安易に生霊だけに限定せず、きちんと悪因を突きとめて対処することが求められます。
近ず離れず地味に効いてくるシツコイ生霊もいますが、凶悪・強大な生霊が憑依している場合は、密かに憑き続けるのでは飽き足らず、必ずその正体を現します。金縛り(性的に侵される、殺されそうになるもの)や、起床時の異様な倦怠感、首と名の付く部位の痛みやアザ等の異常(首や肩のみならず、手首や足首を含む)、度重なる怪我や事故や失業、ご自分でも困ってしまう程のネガティブ思想が起こっている場合は、生霊の作用を受けていることを示す一つの目安になろうかと思います。
尚、正体(風貌)を現せる程に増強されている生霊は、物理的な作用をも起こせる力を有しております。肉体(子宮や内臓的なものを含む)を傷付けることもありますが、逆に言えば、人間に近くなっているということですので、捕まえられます。捕まえられるということは、生霊を降伏させて飼うことも可能とも換言出来ますが、これをしますとアウトサイダーな存在になり、社会成功(結婚や職業上の幸福)からは外れます。また、死霊と違って生霊は育ちますので、後々厄介になることも目に見えています。生け捕りではなく、始末するために捕える、という考え方でいきましょう。
仮に生霊による金縛りに合って身動きが取れないのだとしても、必ずどこか隙があります。同じ目的を持つ複数人の生霊が憑いている場合や、妙な霊術によって生霊ではなく化け物になっている場合は別ですが、現われる生霊は人間と同じ体形ですので(頭と動体が一つ、手足が二本ずつ)、万能ではありません。非常に重く感じられて圧死させられそうになったとしても、霊圧を掛けれれているだけです。慌てず混乱せず、とにかく隙を探して自分の態勢を取り、死に物狂いで反撃しましょう。致命傷を与えれば根絶させられます。
私は生霊の”肉”を感じ取れますので、私に執着する男性の生霊の首を噛み切ったこともありますが、これの正体は、遠くから私を見ているだけの男性でした。こちらは知らなくても向こうが知っている、というだけの間柄でも生霊問題は起こるため、正体の特定が難しい事例が多いのですが、遣られっ放しにならずにこちらからも接触(反撃)することで、話したことがなく、例え近付いて来ることのない相手だとしても、それが誰なのかを見破れる確率は上がり、その後の対処もし易くなります。但し、ご自分の身勝手で恨まれている場合は、反省し、お相手の幸せを望む心が不可欠です。
火事場の馬鹿力と言います様に、私達には普段は使っていない力を隠し持っています。危機に瀕しても絶対に負けない心意気を持ち、家で御祀りしている神仏や守護神・守護霊に御守護をお願いしましょう。これらの生霊への攻防・応戦をご参考頂きたいと思いますが、ご自分ではそれが出来ずに長患いになっている場合や、生霊の力が強くなり過ぎて日常生活に支障を来している場合は、浄霊(霊障対策)が望まれます。ちなみにオーラ修復は、ご自分が生霊になるのを防ぐ目的となります。
また冒頭の三行を、霊障や生霊といった他力による妨害・障害と見なさないとすれば、寿命を連想されると思います。といっても、寿命ではないのにこういう衰退化を引き起こすことがあります。人が最期の時を迎える際、使えなくなった肉体から霊体が浮き出ますが、生きているのにそれに近い状態になっている、と言えば分り易いでしょうか。この状態にある人が、最近目立ってきましたので非常に気になっています。原因は、自力(自分の霊)の乱にあります。
これは、自らの霊魂から生み出された分身の霊(胎)が体外で成長・増幅し過ぎた結果、本体である自己の霊エネルギーが吸い取られて生気を失い、衰弱の一途を辿るものです。自分に憑依する自分の生霊や、自縄自縛とは違います。分身霊は本来、自らの霊力を強大化する目的で用いられるものであり、霊技術と霊知識さえあれば意識的に胎むことが可能です。また、そんなつもりはなくとも、開運や心願成就のために頑張り、もっと強い力を求めた結果、その意思に感応した霊をいつの間にか胎んで身に憑けている場合もあります。いずれにしても、分身霊をサポート的にコントロール出来ている時は他の人の数倍の霊力を駆使することが出来るものの、霊的経路が狂わせるリスクも高いため、危険が伴います。運の低下に悩むだけでなく、心身の老化を促進して寿命を縮めますので侮れません。
私は守護霊交信&祈祷において、心願内容や人生目的に適した守護霊に交代させることがありますが、基本的にご本人が有している守護霊達の中から選別し、その了解を得るという安全策を取っておりますので、全く無関係の強い霊を引っ張ってきて守護霊として憑ける(増やす)、という霊術は施しません。それは分身霊が本体よりも力を増して誤作動を起こすことが有り得る様に、守護霊という有難い存在だったとしても、そちらとのエネルギーバランスが悪ければ、守護霊を強大化させるために自己の霊が使われてしまう、という本末転倒も起こり得るからです。術師はその点をも考慮して施術することが望まれますし、一般の方も自己流のやり方で失敗している人が少なくない様ですので、ご注意頂きたいと思います。正しく使えば正しい効果が出ます。
尚、この場合は外に出てしまっている分身霊を縮小化するか、それらを一旦浄化・成仏させるか…となりますが、オーラ修復では、前者の方法を優先的に取り入れ、エネルギーの流れを整えた上で、もう一度本体のために動ける存在に戻す様に努めています。それが困難なまでに進行している場合は後者の方法を取りますが、普通の幸せな生活を営む分には分身霊はいなくても問題ありませんし、社長や政治家といった多くを取り纏める立場にない限り、女性の場合は分身霊を持たない方が我が強くならなくて良いので、それを失うことを勿体ないと思う必要はありません。
予防策としては、浅い知恵で大それたことをしないことが一番です。良いものに触れることは結構ですが、基礎から霊的システムを学んでいない状態で、霊術をつまみ食いするのは危いですね。後、普段においては、本来の自己の霊を意識するつもりで胸の辺りに集中し、霊の求心(引き寄せ)を行う様にして下さい。その際は魂を石の様に静止させず、霊魂を震わせることを意識しましょう。これは興奮状態ではありません。躍動状態です。
病状に合わせた治療を受ける様に、霊的な障害も原因に合わせた治療が大事です。意味不明の困難や妨害の元を絶てば、長く叶わなかった夢や願いも叶います。
That's all for today...good luck !! 20101107writed