恋愛感情の操作法

~From 開運コラム~


誰かを好きになることと、誰かを愛することは異なります。
愛は自然発生するものですが、(恋愛)感情は勝手に生じるものではなく、何かに反応して起こります。
反応の元となる"何か"は、相手や周囲や環境から投げかけられることもありますし、自分の言動に自分の心が反応し、何らかの感情を引き起こすこともあります。恋愛においては意外に後者の方が多いのかもしれません。

私達は、感情に突き動かされて言動・思考が促されるのではなく、言動・思考によって感情が生まれます。

例えば…。いつも私のことを見ているあの人。彼はどうやら私のことが好きらしい。
今日も彼を見る度に目が合った。彼が私を目で追っているのは間違いない。
そんな彼に戸惑いながらも、いつしか恋をしてしまった彼女。しかし彼女は残念ながら振られてしまいます。

彼女の場合、彼と目が合っていたのは、自分が彼を見ていたからでした。彼を無意識に意識して目で追う、目が合い始める、それを確認するために更に彼を見る(試みと立証)という"言動の繰り返し"をし、自分自身がそれに反応し、恋愛感情が高まっています。けれども実際は、目が合うという事実以外は彼女の期待と妄想の産物です。

ただ、彼も同じように彼女と目が合っていたはずです。なぜ、同じ気持ちにならなかったのでしょうか。それは彼が、彼女と次も目が合うかを試したりせず、また、照れて目のやり場に困る、彼女を意識して体が緊張する、もっと見てもらうためにオーバーアクションになる…等の、恋特有の反応(言動)をしなかったことにあります。恋の反応がなかったため、必然的に恋心も起こりませんでした。また、彼女の反応が強すぎて圧倒した部分もあります。

勿論、意識し合って目が合い、恋に発展する恋人同士は沢山います。それが恋の始まりのサインと言っても過言ではありませんね。なので、目が合うくらいで勘違いしてはダメと言っているのではありませんよ。大事なのは、それに伴う自他の反応です。反応に、意識的か無意識かは関係ありません。心と体が反応し、恋をした時の癖、好きな人に見せる態度の癖が双方に出れば、恋が盛り上がる確率が高まります。

これらは交際後・結婚後の関係においても同様です。自他の反応に敏感になりましょう。
また、惚れっぽくて、自分ばかりが好きになってしまう人は、相手よりも恋の反応を起こし過ぎなのかもしれません。逆に、好きな気持ちが沸き起こらずに恋愛不感症になっている人は、無反応になっている可能性があります。恋をしている素振りをわざとしてみることで、眠っていた恋心を起こすことが出来るでしょう。

また、彼が浮気しているのではないかと心配するケース。
嫉妬心で相手を疑ってばかりの人はさておき、おかしいな?と察するのは、何かに反応を起こしたと言えます。そこで彼の携帯電話をチェックする等の証拠探しに着手した場合、証拠がなくて安心するとか、無断で見たことを反省する以上に、証拠が見つからなくても相手への疑念は強まる傾向です。言動・思考に見合う感情が成立します。彼の態度や言動、言葉、スケジュールからおかしな点がないかを勘ぐることも、消極的ではありますが、明らかに証拠探しの言動です。他者の心や記憶に残る"事実"にはならなくとも、自分の心や記憶に残る言動・思考は全て、自らの感情を作る要素となります。悔しくて拳を握ったり、不安におびえて硬直する等も含まれます。

これが過剰になりますと、浮気をしているのではないか?という疑いを超え、浮気をしているのに違いないという前提の感情を生み、問題を複雑にします。何のためにそれをするのか、その部分も大事ですね。知りたいだけでしょうか。それとも解決するためでしょうか。信じたいから彼の浮気をチェックするのだとしても、それをした時点で 「信じられない」 という感情を決定付けることもありますね。一つ一つの言動・思考が未来を作っています。だからこそ、一つ一つの言動・思考に責任を持って選択し、極力ミスを省くことが求められます。

誰かに悪口を言った途端、それほどでもなかった相手への嫌悪感がエスカレートして止まらなくなる様に、私達の好き嫌い感情、それに伴う振る舞いは、自らの言動・思考によって定まっていきます。
落ち込みやすい人は、ショックなことがあった場合にうつむいたり、表情を曇らせたり、肩を落としたり、トボトボ歩いたり…と、落ち込んでいる状態に相応しい言動を取ります。落ち込んだからそうなるのではなく、そうすることで落ち込んでいる自分を自覚するのです。また好きという感情も、相手のことを知ろうとしたり、連絡を取ろうとしたり、返事を待ちわびたり、相手のことを考える時間が増えたり、相手の言動に一喜一憂したり、友達に恋心を打ち明けたり…と、恋をした時特有の言動・思考を取ることで、自分の恋心を自覚します。つまり、そう思うのは、自分がそうするからですね。

これらの原理を理解しておけば、自分のコントロールだけでなく、相手の気持ちをコントロールすることも可能ですね。

相手の気持ちを作るには、相手に何をさせるか?に鍵があります。どう思わせるのか?という雲を掴むような話ではなく、もっと堅実です。それを思わせるためには相手にどんな反応を起こさせる必要があるのか?、そのためには何をすればその反応が起こり易いか?という前段階に着目して逆算していきますと計画が練り易いでしょう。特に守護霊交信&祈祷をご利用の方は、終了通知に付記しております守護霊の追加メッセージにヒントがある場合が多いですから、そちらも考慮されますと、守護霊の後押しも手伝って、良いアイディアに恵まれます。これらのコントロールが身に付きますと、恋愛上手になれるだけでなく、カリスマ性も上昇します。相手が勝手に反応を起こして思い通りに動いてくれるのですね♪

彼にもっと好きになってもらいたいならば、彼が好きな異性に対して取る反応を喚起することです。それの努力によって自分がもっとハマることのない様、目的意識とのバランス調整は要しますが、彼の反応にポイントがあることはお解り頂けましたね。またその頻度や量も大事です。あまり飛ばし過ぎますと、彼にも免疫が付いて反応が鈍くなります。非常にパンチのある刺激が必要になった場合は、縁の寿命を短くし兼ねませんので注意しましょう。恋は旬の果実です。頃合いの良い時にサッと食べることを要しますが、慌てますと苦い経験をします。

どんな言動・思考を選び、実行し、どんな感情を持つか・持たれるか…という自他の反応に着目しましょう。また、反応が似ている人や、自分の反応を好意的に受け止めてもらえる環境を選ぶことも、成功への近道になります。難しいことではありません。感情はコントロール出来るのですからね。恋の喜びと仕事の成功、誰もがこの両方を手に入れられる可能性を持っています…♪

That's all for today...good luck !!   20090922writed 

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