カッコイイ女
~From 開運コラム~
一時期、「カッコイイ女性」が注目を集めていましたが、最近は「作りこんだカワイイ女性」や、「ナチュラルな気品を感じさせる女性」がモテており、外見はこのような感じで仕込んでいる女性が増えましたね。一見、カッコイイ女性を目指す女性が減ったように感じますが、にもかかわらず、カッコイイ女性が増えていると実感しています。
人並み以上の仕事をこなし、認めるに十分足りる実力と実績をたくわえ、最前線で活躍している女性が増えました。
アフロディテをご利用の女性達も、キャリアと呼ばれるタイプの方が多いように思います。部下を従えながら、責任のある毎日を過ごすのは大変なことですね。一昔前なら、これらは働き盛りの男性のポジションでした。しかし今は、女性がトップの会社や、幹部職に女性枠を設ける会社が珍しくなくなりましたし、医者や弁護士をはじめとする「先生」と呼ばれる職業も、女性の割合が上昇していますね。
通常、「カッコイイ女性」は、仕事等の社会性が基準とされがちですが、一歩間違えると、カッコイイが行き過ぎて、単なる「意固地で怖い女」になっていたりします。所謂、「カッコイイ女性だと勘違いしている女性」ですね。真の「カッコイイ女性」になるのは、大変難しいのです。本当は、とっても素直で可愛らしい女性なのに、普段はそのような部分に蓋をして、「カッコイイ女性もどき」の生活を続けている人が多いように感じています。
プライドとプレッシャーのせいで、ボロボロ、ガタガタ…。でも、築き上げてきた地位を捨てることはできないし、誰かにバカにされるなんて許せないから、スピードを落とさずに必死で走り続ける…。時と場合によっては、妨害者を蹴落とすことも出来る…。悲壮感と殺気が漂っています。この状態に陥ったなら、恐らく、愛してくれる人は周りからいなくなっています。ステイタスを得た代わりに、孤独になってしまうのですね…。一生懸命に努力してきたのに、悲しいことですね。
ですが、ステイタスと愛情の両方を得ている人も当然にいます。その違いは何か?
それは、「厳しさを知っている上で、周囲を思いやる優しさと素直さを持ち続けているか、否か」です。
仕事を一生懸命に行いますと、当然、社会や現実の厳しさに直面します。正しい事が通用しないこともありますし、甘えた気持ちでは、直ぐに失脚へと追い込まれます。厳しさを知ることは人生において大切な財産になりますが、その厳しさを、自分自身や他人に過剰に向け、自虐的になったり、自己主張を押し通す癖が付くと、孤独になります。
独善的な自己主張が強まりますと、他人の主張や心の動きに鈍感になります。自分を主張することは長けていても、相手の主張を聞く耳を持っていなければ、人間関係は必ず崩壊します。相手が話す言葉は、聴力があれば聞こえますが、聞こえていることと、それを認識して受け入れることとは違うのです。理解しなければ、いつまで経っても相手の要望に応えられませんので、相手は失望します。
また、自分は相手の非を責めるのに、自分の短所を指摘・忠告されることには過敏に反応し、プライドを傷付けられたと過剰に落ち込んで手に負えなくなったり、自己主張が得意なことが禍して、自分を正当化するような言い訳や御託を無意識に並び立て、相手にそれ以上を言わせないような攻撃・防御策に出る人も少なくありません。こんなことをしてしまいますと、相手はガッカリしますし、挙句の果てには「どうぞご勝手に…」と愛想を尽かされます。
思いやりや素直さを失い、恋人や周囲の人達全てを、まるで自分の部下のように考えていたり…。勿論、そんなつもりは無いのでしょうが、無意識にそのような言動に出てしまうので、ある意味重症です。これでは、恋人や周囲と調和することは出来ず、一方通行な関係になってしまいます。相手の気持ちに目を向けず、自分の都合で自分の想いを押し付けても、相手は負担になるだけですし、全然楽しくありませんからね。恋人に愛されている内は、黙って我慢してくれるかも知れません。ですが、少しずつ愛情は冷めていくでしょうし、何も言わずに距離を置かれ、去って行かれる可能性大です。
誤解の無いように付け加えますが、私はキャリアを積んだ女性を責めているのではありません。むしろ、知的で合理的ですから話が合いますし、好きです。何もしていないのに、プライドと地位が築かれるはずがないことは、十分理解していますし、立派だと思っています。ですが、「カッコイイ女性」は男運に恵まれないのも事実です。一見、カッコイイ上に男運にも恵まれている人もいますが、実際は、「自分自身を使い分ける抑制力を持つ、可愛らしい女性」だったりします。オンとオフを巧く切り替えられる上級者です。
もしあなたが愛情に恵まれず、「カッコイイ孤独な女性」かも知れないと感じるならば、”何故、カッコイイ女性の人気は男性からではなく、女性からの支持だったのか?” そして、”何故、そのブームが長続きしなかったのか?”を考えてみましょう。
人生や社会の厳しさを知り、人一倍の努力を重ね、試練を乗り越えてきたという事実と実績を重ねてきたのですから、これからは、「自分と他人を温かく受け入れるユトリを持つ」、という課題に取り組む時が訪れているのかもしれません。
やはり、カッコイイのは男性の方がお似合いですし、女性は可愛らしくて優しくて素直なのが1番です。
融通の利かない強過ぎる女性にならないように、オンとオフを切り替えながら、恋も仕事も成功させましょう♪
That's all for today...good luck !! 20060905writed