理由が人生を創造する

~From 開運コラム~


多くの人達は理由を求めたがります。
何かをするにも理由が必要となり、何かがあった時にはそれの理由を知りたがります。

"充足理由の原理"という哲学があります。端的に言えば、「人は、物事の成立に理由を要求する」 という原理です。行為のみならず、自分の存在にさえ理由を要求する人も少なくありませんね。ここで大事なのは、十分な理由が備わることでそれが成立する 、という論理です。即ち、成立には十分な理由が必要になる、と言い換えられます。これは、我々人間だけでなく、神もこのシステムに則って動いておられます。

理由とは、物事のわけ、口実、言い訳、論拠…とあります。つまり理由は納得する  (納得させる) ためのものであり、推理の域を超えたものです。あなたは何故それを願うのか、何故それをしようとするのか…、改めて理由を認識して下さい。初心を思い出したり、進展具合に応じた新しい理由を思い起こすこともいいでしょう。ネガティブな理由(言い訳や論拠)は、そこに含まれていませんか? 良い理由からは良い出来事が生まれ、悪い理由からは悪い出来事が生まれます。

運のいい人は、悪い中でもプラスの理由を探し当てるのが上手いです。それに比べてうまくいかない人は、人のせいにしたり、環境や時代、果ては宿命や前世、霊障…と、うまくいかない理由 (口実、言い訳、論拠) を無意識に要求し、自分に不幸の因果を刷り込んでいきます。前世や先祖の悪業や霊障が逆境を作る面は確かにありますが、それに逐一結び付けて尻尾を巻いていたら、うまくいくものもいかなくなりますね。その有り余った時間と知力を、幸せな因果関係を作っていく努力に使いましょう。

また、うまくいく理由が自然発生するのを待っている人達も、何となくパッとしない傾向です。理由は自分でつくるのが正解です。また、他者が絡む恋愛や結婚問題等は、お相手の理由にも気を配る必要がありますね。何をするにも、何かが成立するにも、理由が必要となるのなら、それを充足させればいい、ただそれだけのことです♪  誰もが理由を求めますが、案外、この法則を心願成就のために使えている人は少ないのです。

例えば、ご自身は結婚を望んでいるのに、彼が乗り気ではないケース。好きという気持ちや性的な好みは、恋愛成立時や交際の持続に使われる理由であって、結婚の成立もその理由で補えるとは限りませんね。特に30代や40代では、結婚してもいいという理由(保証)を欲しがる傾向です。「結婚を決めない彼の愛情は嘘なの?」 等と悩まれる女性が少なくありませんが、好きという気持ちは当然の前提であり、それにプラスされる結婚したい理由が必要になる訳です。

よって結婚話が進まないのは、お相手には結婚する理由が充足していないか、結婚を躊躇する理由があると考えられますね。それのどちらなのか、それとも両方なのか…。これらを考えて彼の痒い所に手が届く存在になっていくことは、お相手を理解して思いやることでもあります。我を押すより、お相手を感動させましょう。

また、何が刺激されることで理由が生まれ、物事が成立するのか?を見定めて手を打つこともポイントです。特に、携帯電話やパソコンやデジカメ等、自分の右腕になる物の買い方には、成立理由のヒントが沢山詰まっています。物欲で買うのか、必要性や利便性や合理性を重視して買うのか、見栄や自己演出のために買うのか…。次に、この程度で十分だと思って買うのか、ハイグレード商品を買うのか、自分でリサーチを重ねるのか、スタッフに薦められるまま買うのか、値段で決めるのか、見た目で決めるのか、他人の評価で決めるのか、縁起に拘るのか、仕方なしに買うのか…、様々です。これらはほんの一例ですが、それは女性選びやその扱いにも通ずるものがあるはずです。

他方面から観察・分析することで、お相手の意欲を上げるのにピッタリな理由 (口実) が見つかります。人は理由を求める生き物です。それは、お相手の喜びにも成り得ます。尚、これらは恋愛や夫婦生活、ビジネスや人間関係等、全ての交渉に応用可能ですし、ご自分のモチベーションを上げるための理由作りにもお役立て頂けます。先ずは人のことより、ご自分の理由をシッカリさせて、ちょっとやそっとのことでは挫けない信念と自信を持つことが大事ですね。

物事は理由によって成立します。成立(不成立の成立を含む)によって、人生は創られます。つまり理由が、ご自分の、ご自分達の、人生を創るのです。心願を否定する理由を探そうとせず、うまくいく理由を集めましょう。善の理由は、善の成果を生むエネルギーとして発動します。それは星の様な光りを発し、神の目にも留まります。

That's all for today...good luck !!   20101005writed 

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