男運を上げる

~From 開運コラム~


「恋愛や結婚以前に、私には男運がない!」 と言う女性がいます。また、男運がないと思われている女性もいます。雑に括ってしまうことが許されるのであれば、男運がない=男を見る目がない、のだと思います。こういうタイプは感情優先型で、異性としての魅力を感じちゃったなら、悪い男でもOK♪みたいな側面があります。「何とかなるだろう」 的な、その場しのぎの安易さで、…いや、ノリがいいと言った方がいいのかしら? とにかく、スタートダッシュは軽快なんだけど、段々と首が絞まっていって、気付いた時には、もう戻ることも進むことも出来ない…みたいな感じです。

悪い男…と言っても、お金を毟るとか、暴力を振るうとか、そのような男性は論外であって、ここでは女性を不幸にする男性を差しています。不思議なのは、不倫の恋をしている女性は、男運がないと思っていません。むしろ、独身同士の恋を重ねている女性がよく言う印象です。不倫は中々終わらないですし、例え終わらせるとしても、「誰も悪くない、出会ったのが遅かっただけ…」 と、別れさえも美しい思い出にすることが可能です。しかも、失った時間と未来の可能性に目を瞑り、「あの人から、大切なことを沢山教わった…」 とか言えたりします。女性ってなんて可愛らしいのでしょう。まぁ、刃物が飛び出すケースもありますが…。自分が好きで突っ走った恋ですもの。ポジティブシンキング、いいですね♪

中でも私が気にしておりますのは、愛する人が悪い男性であることを認められないこと…。分っている上で続けるなら、自己責任の範疇ですので、それはそれでいいのです。でも、客観的な判断が出来ずに、「彼は、本当はいい人なの…」 と、自他に言い聞かせたり、 「彼は弱い部分もあるし、困っていて可愛そうだから」 と、必要以上に同情してみたり、「彼を支えていきたい」 と、望まれないことを買って出たり…と、盲目的に思い込んで、雁字搦めになっていらっしゃるケースも時折見受けられます。雁字搦めにしているのはお相手でも環境でもなく、自分自身の心です。

通常の人間は、完全なる善にも、完全なる悪にもなれません。ペット愛好家が人殺しをしてしまうように、いいところもあって当然ですし、優しい一面も持っていて当然なんですね。ですから、わざわざお相手を擁護しようとすること自体が、既にその恋の限界を表しているのかもしれません。また、お相手を同情している貴方こそが同情されるべきかもしれませんし、彼を支えたいと言いながら、支えたいと想う実感こそが支えになっているのかもしれません。全ての人に当てはまる内容ではありませんが、言い聞かせなければ続けられないような恋ならば、今後も辛いのではないでしょうか。臭い物に蓋をするのではなく、トータル的な人格評価や、貴方にとってどうなのか?を、主観を捨てた素直な目でジャッジすることも必要だと思います。男運のいい人は、無意識であれ意識的であれ、それを丁寧に行っています。

こういう苦しい恋も、若い内は世間を知る経験になりますが、適齢期以降も重ねてしまうようなら、色情因縁の霊障の疑いがあります。また、お互いに真剣な気持ちで交際を進めていたのに、いつも途中から雲行きが怪しくなる、いつも相手がダメ男になる…という場合も含めて、動物霊の悪戯、子孫繁栄を阻む祟りや、先祖霊の未成仏による霊障の色が濃いと言えます。これらは割と、執着心の強い女性や、影(トラウマ)のある女性、小さなことを気にして一喜一憂する女性に降り掛かりがちです。

話を元に戻しますが、結果として悪い男性に引っ掛かってしまうのは、割と生真面目で、ロマンティック、そして一途で優しい尽くし型の女性が多いと感じます。素直で性格の良い女性たちです。満たされない飢餓感や寂しさ、漠然とした不安を抱えながら生活をしている女性に限らず、何もかもを欲しがる貪欲な女性や、好奇心旺盛な女性といったエネルギッシュなタイプも、悪い男性に時間を費やす傾向が見られます。このような女性は、自分からそのような男性に踏み込んでいるのではなく、始めの切っ掛けはお相手からの誘いであることが殆どです。つまりは、ターゲットにされなければ、そのようなことにならなかった…とも言い換えられます。対極には、不幸な恋のターゲットにされない女性も明らかに存在します。特別に辛い恋をする人は、お相手が変わったところで何度もそれを繰り返しますし、そのような恋とは無縁に終わる人もいる、ということです。

その差はどこにあるのか…。原因を1つに絞れる内容ではありませんが、概ね、醸し出される"色気"が、男運を左右していることが分ります。色気があると言えばフェロモンムンムン、色気がないと言えば男勝りか味気ない、という風に捉えられがちですが、ここで申し上げる色気とは、このような男性の性欲を刺激するポイントのみを差しているのではなく、年齢に見合う"女性性の完成度"です。即ち、年齢相応に成熟・自立している色気か?未熟で幼げな色気か?の差が、近付いてくる男性の品質を分けています。

先天的に与えられた容姿や、地味で真面目そうに見えるとか、派手で遊び人風に見える、勝気に見える、シッカリして見える…といった後天的に作られた部分ではなく、これまでの生き方を正直に表してしまう色気(雰囲気)が、それに見合う男性を誘う…と言えます。恋愛経験が乏しい、又は、過去に辛い経験をして臆病になっている…など、発達の遅れた未熟な色気を持つ女性は、恋愛における悪い意味での隙や、物足りなさ、脆弱さが漂います。また、女性を不幸にする悪い男と言われる部類も、大抵は、未完成で幼稚な男性性であるケースが目立ちます。精神的・男性的に未熟な男性は、精神的・女性的に成熟した女性に手を出す勇気・自信がありません。少女に目を向ける男性と、根幹部分は同類です。しかし男性には子孫を残そうとする本能がありますので、結局、弱味が見え隠れする女性や未熟な女性を、動物的に嗅ぎ分けていきます。厄介なのは、これらの男性も、普通に仕事をして、普通に話が出来て、普通に生活していますので、パッと見には分かり難い点です。冷静であれば、端々のミスポイントに気付くはずですが、浮かれてしまいますと痘痕もエクボにみえたりして、そのような男性を可愛らしく想い始めますので要注意です。

類は友を呼ぶと言いますが、その様な男性のターゲットにされるか否か、それに応じるか否かが、男運の明暗を分ける第一段階です。悪い種から良い実は成りません。良い種を選び取るのも、熟練が成せる業です。

皮肉なことに、未熟というのは、完成されていないからこその、魅力があります。ただ、未熟な者は未熟な者で結び付き、成熟した者を恐れて固まります。そのため先述のように、偏った母性本能や依存症を持つ女性が、男性を過剰に擁護してしまったり、未熟な者同士で苦痛を抱えたまま相互依存を続ける…という風に、特定の異性運のない人達の間で、悪循環を起こし続けます。当事者間では、終わらせ方も進め方も分からず、また、度胸も覚悟も決まらないのですから、恋に酩酊します。女としての強さと誇りをもって、一歩抜きん出ることが必要でしょう。ここに情けは無用です。

アフロディテは大人の女性の幸せを応援するサイトですので、この場で男性群を改革していこう♪等と言うつもりもありません。ただ、無駄な遠回りや、不要な傷から身を守ることは、大事だと思います。ちょっとした恋の傷が、後々尾を引くこともありますからね。女性としての強さ、良い相手を見極める目、良い相手に選ばれる色気、足りない部分は埋めていく自立意識をお持ちになり、たくましい恋をして頂きたいと願っています。

恋愛運や結婚運は、宿命的な要素も絡んできますが、男運はご自分の選択次第である程度改良できます。関わる男性が変われば、運命的な恋愛運や結婚運にも好影響を与えます。延いては、宿命的な要素にも連鎖を起こし、宿命の良好ポイントを最大限に引き上げることも可能になります。1人でいても幸せな者同士なら、2人で過ごすことで、もっともっと幸せが膨らむはずです。幸せな恋愛も、幸せな結婚も、相手選びから始まっています…!

That's all for today...good luck !!   20080918writed 

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