お相手を理解する

~From 開運コラム~


彼のことが分からないと、仲良く寄り添うことは出来ませんし、いつまでもシックリいかず、ジレンマ状態に陥ります。
彼との心の距離が縮まらなかったり、行き違いが多くて関係が安定しなかったり、お2人のタイミングがピッタリと合わない場合、2人でいるのに不安だったり、破局の予感に囚われて恐れたり、苛立ちを隠し切れなかったりします。

不安な胸の内を堪えながらも、一生懸命に彼を想い、彼を理解して歩み寄ろうとなさるご相談を受けます度に、「この波を乗り越えた時、きっと彼から存分に愛されるだろうな…♪」 と、感じています。

逆に、彼のことが分からないことを放置し、お互いにソッポを向いたままの状態で、自分の思い通りにお相手を従わせようと、躍起になっている人もいます。言うまでもなく、努力の甲斐も空しく、動けば動くほど溝を深めることになります。

関係を円満に継続させるにも、ギクシャクした関係を修復するにも、お相手を理解する努力が不可欠です。
ポイントは、お相手を理解するのではなく、お相手を理解する努力をすることです。そして、それを示すことです。

玉に、「彼のことは、何でも分かっている」 みたいな女性がいますが、こういうタイプは少々危険です。プライドの高い男らしい彼に甘えていたら、意外にも、頼れるアネゴ肌の女性に奪われてしまった…とか、甘えん坊の彼に対して、「私がついていなくちゃ!」 と張り切っていたら、意外にも、彼を頼る弱い女性とゴールインした…という話は、珍しくありません。

過去の会話や出来事で、彼を理解しているつもりの女性は少なくありませんが、理解しているというよりも、アナクロな思い込みではないかを、改めて問う必要があります。常に、その時の彼を理解しようとする姿勢が大切なのです。

但し、お相手を理解してしまう必要はありません。お相手を完全に理解できるとすれば、お相手は自分の一部に過ぎない、格下の人物である…ということになります。

人間は、神や宇宙の叡智を完全に理解し得ることは出来ません。理解できたなら、神の叡智は人間の脳の一部でしかあらず、人間以下であるとの冒涜に値します。同様に、愛する人を全て理解することは、出来なくて当然ですし、理解できない部分を持っているからこそ、興味を持って愛し続けることが出来るのです。

どちらか一方、若しくは双方がお相手を理解したと悟った時、その関係は成長を止め、終焉へと向かい始めます。
お相手や関係の変化に気付かず、決め付けたような言動や、「このくらいなら…」 という身勝手さが生じます。いずれ、その誤った理解や、偏った思い込みに対する不満が爆発することになるでしょう。

復縁を願う人の多くは、お相手を思いやらず自分勝手であったと、自らに問題があったことを自覚しています。しかしここでも又、「自分が変われば、また元に戻れる」 と、自分勝手な思い込みで突き進もうとし、自分の落ち度に気付いても、正すことが出来ないままの人もいます。失恋や失敗には、理由があります。それを学ばなければなりません。

失恋するまでには、お相手から何度もシグナルやチャンスを与えられていたはずです。お相手を理解しようとする姿勢があったならば、それに気付いて軌道修正できたはずですが、そのチャンスを無視し、お相手を完全に失望させてしまった場合は、今さら変わったところで遅い…ということも、残念ながら有り得ます。

お相手の気持ちを思いやり、理解しようとする姿勢を持つことで、大難を小難に、小難を無難に変えて、大抵の失敗は防ぐことが出来ます。勿論、交際中のカップルだけでなく、片想いや人付き合い全般に言えることです。

最近話題に上がりました 「鈍感力」 も、過剰に神経質な人には大切なことだと思います。だからと言って、自分以外に対して目を瞑り、耳を塞いでしまいますと、一人ぼっちになってしまいます。首相のように、一言一行が国益に関わる立場の人は別ですが、恋愛を含む社会生活においては、気配りが足りない鈍感者は、淘汰されてしまうこともご理解下さいね。敏感と鈍感を、時と場合に応じて、上手く使い分けましょう。

毎日、同じことの積み重ねのようで、全く同じ1日というものはありません。それに伴い、毎日同じ精神状態で、同じことを想い考え続ける人もいないのです。人は常に進化・変化する生き物です。お相手や関係自体を理解したつもりで、馴れ合いになることなく、毎日の変化に鋭敏であることが、愛する人の心を離さず、大切な恋愛を壊さない秘訣ですよ!

That's all for today...good luck !!   20070224writed 

※鑑定や祈祷におけるご不明点等ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。


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