略奪愛

~From 開運コラム~


略奪愛は、誰にでも起こり得る恋の形となりました。素敵な男性には彼女がいるものです。勿論、彼女のいない素敵な男性もいるにはいますが、それらの男性は仕事優先の毎日だったり、自由気ままな一人の生活が好きだったり…と、恋愛が出来ない理由をもっていて、狙うには意外とハードルが高かったりします。また、素敵な男性が時たま彼女と別れた直後で、ちょうど彼女募集中だった!なんてラッキーな展開も稀です。

気になる彼に彼女がいることは珍しくないので、恋を諦める理由にはなりません。彼が誰を選ぶかは、彼が決めることなので、本気で付き合いたい男性なら、アプローチしてみる価値はあります。しかしここで二股交際になってしまった場合、問題はややこしくなります。ライバルのいる恋は思いのほかヘビーです。結婚適齢期の二股交際となれば、人生全体を左右し兼ねない大問題になります。

二股をかける人は、概ね以下の3つのタイプに分けられます。

1)どちらかを選ぼうとするタイプ
恋愛に関して生真面目で不器用でセッカチな人ほど、早急にどちらかを選ぼうとします。女性達にとっては一番良いタイプの男性となりますが、略奪しても略奪される可能性が高い性質であることも否めず、また、別れ話の際に前の彼女とトラブルになり易いという危険性も孕んでいます。尚、どちらかを選ぼうとして、どちらともお別れするという究極の選択をすることもあります。

2)選ぶ気がないタイプ
ここに属する男性が一番多いです。浮気に慣れている人、選ぶことに疲れた人、選ぶことで発生する揉め事を面倒に思う人は、選ぶ気がなくなる傾向です。しかしこれは一人に絞り込まないだけで、本命と浮気という風にそれぞれを振り分けてはいます。愛情不足に陥り易く、両方を手に入れておきたいという欲求もありますが、誰かが傷付いて泣いたり、責めたり責められたり、嫌われたり恨まれたり…という風な、とにかく揉めることを避けたい心情が強いこともあり、結果として二股の状態を続けるだけになりがちです。

3)選べなくなっているタイプ
案外、一番厄介なパターンです。判断力と決断力が低下した状態の彼が主導権を握ったままなので、全員が気の休まらない状態で堂々巡りをします。また二股をかけられている側は常に比較され続け、肉体的・感情的な不幸を増長させます。女性的な性質の男性に多くみられます。


略奪愛では、はじめの盛り上がりの時点でどこまで関係を進められるか?が鍵になります。ライバルが呆れて去るしかないくらい、思い切り二人の関係を進展させておくとよいでしょう。時間を掛けてしまった場合も、普通は、「幸せになりたい」 と思ってパートナーを決めるのですし、「今よりも良くなる」 と思って鞍替えするのですから、幸せでいられる相手、幸せになれる相手、居心地のいい相手でいることから逸脱しないことが大事です。何をすればいいか?より、相手の要求を満たす存在でいることもポイントです。

こう言うと、彼を過保護にし過ぎる女性も出てきます。確かに、厳しい女性よりは、甘くて優しい女性の方が有利です。優しい女性でいる努力も必要です。しかし、嫌われたくないから本心を偽って甘くする、捨てられたくないから従順な振りをするといった下心ありきの優しさでは、その場を取り繕うことは出来ても、勝利を得る程の力は発揮できません。また無理をしている分、不満も溜まる一方です。その内に足元を見られて、男性に利用されるだけになります。

二股をかけている男性も、自分が悪いことをしている認識はあります。自分でも分かっているので、それ以上責め立てられたくもないのですが、だからといって、全てを許されてしまうのも居心地が悪いのです。優遇され過ぎれば、自責の念と罪悪感が膨らむばかりで、「この人を選んでも、もう幸せな気持ちで一緒にはいられない。」 と思ってしまうことも有り得ます。無理をして優しくしたのに裏目に出てしまうパターンです。※わざと不幸になる方、負担のかかる方を選んでしまう人もいますが、ここではノーマルな性質の人に向けて書いています。

略奪愛においては、我慢(自己制御力)は必要ですが、嘘は禁物です。自分の意向や気持ちは素直に伝えていいと思います。遠慮して有耶無耶にするより、要点を分かり易く伝えた方が男性の心にはよく届きます。かと言って、辛い辛いとしつこく泣き言を言ったり、露骨に傷ついていますアピールをしたり、すがったりごねたりするのは逆効果です。こういう状況を招いてしまった彼もまた苦しいのです。理解されたいばかりで彼を理解することを忘れれば、居心地を悪くします。

複数同時恋愛では、身も心も居心地のいい関係を目指すことが重要です。ここに、料理が上手だとか、体の相性がいいとか、デートがし易い、家が金持ち、容姿端麗で皆に自慢できる等といった利点を加えれば、略奪の勝率はかなり上がります。利点なんてものは何でもいいのですが、自己満足のセールスポイントではなく、彼が利点だと思えるポイントであることが肝心です。また、1人でいる時に寂しさと不安を嫌というほど味わっているのですから、2人でいる時くらいはライバルのことを忘れて、最高の恋をエンジョイしましょう。余計な隙を与えるより、二人の関係を密にした方が略奪愛には効果的です。

但し、彼女の居る彼を狙うということは、それなりの覚悟がいります。中途半端な興味で他者の恋にチャチャを入れるべきではありません。しかし略奪愛に臨むと決めたなら、彼らに敬意を払い、本気を出すべきですね。彼女に悪いとか、彼を困らせているとか…、途中で気弱になってしまうこともあるでしょう。しかし、そんなことはとうに分かっていたはずです。分かっている上で始めたことです。諦める気が無いのなら、その様な矛盾を心の中に住まわせるのは不利益ですし、諦めるのだとしても、誰かのため、誰かのせいではなく、自分自身に納得のいく終わらせ方をすることが大事です。それにより、この経験も次の恋への糧になります。

人の数だけ恋の数がありますから、それぞれの恋を個別に鑑定する必要はありますが、今もその状態が続いているということは、まだ可能性は残されているということです。もしかすると大どんでん返しも有り得ます。それに、どのタイプの男性と二股交際しようとも、お二人がどんな状況にあろうとも、永遠にその状態が続くことはありません。答えは必ず出ますから、不安に苛まれながら過ごすより、今を大切に過ごし、ベストを尽くすのが賢明です。苦しみよりも、好きな人と一緒に過ごせる幸せに敏感であって下さい。略奪愛は愛の力を鍛錬するよい機会になります。

That's all for today...good luck !!   20121001writed 

※鑑定や祈祷におけるご不明点等ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。


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