潜在力
~From 開運コラム~
神、霊、あの人、パワースポット…。意識を外へ向け過ぎて、心身のバランスを崩す人が増えてきました。
アンテナやガードを張っていたつもりが、エネルギーが広がったまま戻らなくなり、統御不能になっている状態です。やる気が出ない、集中できない、決断できない、考えがまとまらない、何かを始めるのに時間がかかる、何だかいつも疲れていて重い、周りの意見や都合に振り回される、アレルギーや過敏性の症状が出る…等々、寝込んだり入院するほどではないけれど、スランプというか、パッとしない状況が続く人は、意識を他力に向け過ぎたためにチャクラやオーラが肥大し、不調が出ている可能性が大です。
これらの人は、大きい・広い・高い・多い…といったことにポジティブな意味を見出しますが(それは間違ってはいませんが)、何事もバランスが大事です。症状が出ている人は、意識的な引き締めが必要になります。頭部と、不調が出ている箇所のオーラを感じてみて下さい。具体的に感じられなくても構いません。「大体この辺り…」 と目星をつけたなら、左右から両手の平で挟み込む様にしながら、ググーッとそのオーラをゆっくり狭めていきましょう。(体には一切触りませんが、)体に心地良い圧が生じ、一時的にせよ楽になる感じがあるなら、拡張による不全が起こっていると捉えて頂けます。この場合、全体的に拡張していると考えられますから、不調以外の箇所も適度に引き締めていくと良いでしょう。
ちなみに膨張・拡張による不全は、エネルギーの不完全燃焼が原因になっているケースもあります。変わり映えしない状況下で同じことを考える日々が続いている等、霊的エネルギーを消費し難い場合は、運動等で肉体からエネルギーを発散する、考えていることを実行に移すといった”実践”を増やし、霊的バランスを取っていくのも良いでしょう。尚、オーラの委縮・収縮による不全を起こしている人は、呼吸法が役に立ちます。また、手のひらでオーラ表面を上から下に流すことでも楽になります。が、環境を変えた方がいい場合もあり、直すには少し時間が掛かるかもしれません。長期的な不調でお悩みの方はオーラ修復で承りますが、この簡単なセルフケアによって日々のメンテナンスが可能かと思います。
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またこの機会に、自らの潜在パワーを高めることに今一度スポットを当てましょう。
「ちょっとツイてる」 くらいなら、他力だけ・自力だけで十分なこともありますが、結婚や立身出世といった ”悪因を切って人生を開花させるくらいの成功や豊穣” を起こすには、自力に他力が宿る、つまり自力と他力の両方が一遍に発動する状態を作らなければなりません。これは瞬間的なこととは限らず、人生開花のターニングポイントでは数ヶ月、事の大きさによっては数年続くこともあります。この状態に耐え得るには、努力(善果のための善因を積む)という根拠のある自信を蓄える行為は勿論、潜在意識のパワーを整えることも大きな要となります。
潜在意識は正直です。善悪や成否の判断はせず、ただただ思った通りに働きます。火事場の馬鹿力は潜在パワーの塊ですが、一刻を争う大事な場面では自力が急激な先陣を切り、他力を一気に引き憑けて大事を成すよい例ですね。潜在意識にとっては、やれる・やれないの判断はどうでもいいことです(それをするのは顕在意識です)。「やらなければならない!」と思ったなら、何が何でもやるのが潜在意識の力です。何を見て、何を考え、何を想うかによって潜在意識が作られていきます。不満や心配事に目を向け、こうなったら嫌だな、こうなったら困るな…なんて思い続けていたら、潜在意識はそれの実現に向けて走り出します。ネガティブなことを深く考えた後でそれらを否定して終わらせても、その否定は形式上のものでしかないため効果をもちません。
あら探しをするために相手の様子を注視していたのでは、愛し合えなくて当然です。どうせ…、などと卑屈になった状態では輝けなくて当然です。そもそも、そんな風に思ってしまうこと自体がその人がもつ悪因縁で、避けられないことなのかもしれませんが、であれば尚更のこと、そういった悪い妄想に負けず、ネクラにならず、ひねくれず…、素直になって自らの潜在意識を健全にし、本当の望みを手放さないことを学びたいですね。本当の望みとは、例えば、浮気されないように…ではなく、愛し合えます様に…でしょうし、更に言えば、それによる喜びや満足や安心が得られます様に…だと思います。望みの真髄を掴むことで、自力と他力を正しく動かせるのに功を奏します。
尚、潜在パワーを正しく扱うためには、”信じる心” を強くもつことがポイントです。まずは自分自身を信じることです。ダイエット中なのに我慢できずに食べすぎてしまうとか、遅刻はいけないと思いながら今日も朝寝坊をしてしまうとか、仲良くしたいのに寂しくてツイ意地悪心をもってしまうとか…、どれも些細なことですが、こういった自分自身への裏切り(思考と行動の不一致)は、自分を信じる気持ちを低下させます。「あぁ、またやってしまった…」 という負の体験は、「こんな不甲斐ない自分なんて…」 と失望させるのに十分で、その内に周囲への猜疑心や被害妄想は強まっていき、乱れた波動は不運を連続させ…、気付いた時には八方塞がりになっているという具合です。
自分を信じる力を養って潜在的な創造パワーを高めるには、”自分で決めたことをきちんと行う体験” を重ねていきます。言ったこと、決めたことをきちんとやることで、信頼が生じます。これは他者との関係においても自分との関係においても同じです。簡単なことでもいいので、できればそれを7つ続けましょう(全て記録に残して下さい)。3つ続けることで弾みがつき、7つ続けた頃には、ズレを起こす内的要因(思考や感情)、直すべき生活習慣、新しい幸運のジンクスや、ポジティブな流れに乗る秘訣が掴めてきます。その体験は潜在意識に好影響を与え、”デキル自分” や ”愛されて当然の自分” を育てると共に、それに相応しい状況を創りはじめます。
神は我々に難しいことは望んではいません。小さなことだとしても誠実に取り組んで、「できた!やったー!」 という達成感と充実感と安堵とワクワク感を味わうことが大事です。そこから発せられるポジティブな波動(美しいオーラ・美音)は、潜在力を高めると共に、潜在意識に善い印を刻み、善き他力を引き寄せるポジティブ・パワーになります。
That's all for today...good luck !! 20120711writed