天職・適職に就く

~From 開運コラム~


天職を知り、それで食べていける人は幸運です。俗に言う、天才やプロと呼ばれる人は、これに含まれます。
これに比べ、適職に就いたり、就いた職を適職にさせることは、誰でも可能です。
私自身、現在の仕事は、宿命的な天職と適職を混合させたものです。当初は、それを狙ったわけではありませんでしたが、結果としてその道に進んでいることを自覚し、それ以降は、自分の天職と適職を意識して発展させてきました。

専業主婦でない限り、生活の大半を占める仕事が、天職・適職であることが、幸せに生きる鍵だと思います。
天職や適職というのは、ただ何となく生活していたのでは、見付かりません。占いに頼らない場合は、焦りや苛立ちや不安と戦いながらも、必死で探し続けた人だけが、見付けることが出来るものです。

それには年限もあります。出来れば、30歳までに見付けて35歳で確立し、それ以降は安定と発展を繰り返しながら、緩やかに上昇させることが望ましいと言えます。

団塊世代に育てられた世代は、勉強していい大学に入り、一流企業に就職することが、一生安泰の道と叩き込まれて育ちました。今となっては、経済成長に翻弄された妄想であり、間違いだったと嘆いている人も多いでしょう。民間企業だけでなく、公務員すら減給やリストラの話題が挙がり、国家公務員でさえも民営化という根本から引っくり返される事態と直面しています。永遠に続くシステムが存在しないことは、過去の歴史を見れば容易に分かるはずです。

時代の移り変わりと共に、社会のあり方も当然に変化します。
先見の明と独創性、危機感と判断力がなければ、泣くことになります。今、泣いているのは、40代の人達です。

30代までの世代は、ある種の危機感を持ち、絶望的です。どうすれば生きていけるのかを真剣に考え、さじを投げた者は敗者の仲間入りをし、答えが見付かった者は、勝者の階段を昇っています。

逆に50歳以降の世代は、定年までの残りを無難に過ごし、退職金を貰って老後を楽しもうと考えていますので、会社や日本の将来に無頓着であるとも感じます。国民・組織の一員としての役割を終え、個人の人生に焦点を絞っています。

今の日本があるのは、この世代が戦後の苦しい時から必死で働いたお陰です。あの頃と同様に、会社や日本の将来を真剣に考えて切り開くのは、働き盛り世代の役目なのですから、老後を楽しもうとしている人達を、責めることは出来ませんし、期待と責任を押し付け続けることも愚かなことです。自分も老後を楽しみたいなら、昔のように一丸となって、熱く、一生懸命に日本社会を盛り上げることですね。

個人主義が定着し、国民が一丸とならない結果が、格差です。成功者である一部の者を除き、終身雇用と年功序列に守られている…という妄想が壊れた40代の人達は、「意外と出世せず、収入も上がらず、満足感がない上に、残り20年余りの労働生活に保障すらない…」と、過去と未来の人生を嘆き、有り余るエネルギーを抱えて途方に暮れています。

20年の遅れを取りながらも、人生を真剣に考えはじめ、魅力的・刺激的な生活・仕事を求める人もいます。それが、過去に経験した分野や、身近な親類が営んでいた業種のように、自分の人生に関わりのある内容なら大いに希望が持てますが、全くの畑違いの世界である場合は少々危険です。

長年、事務職だった人が商売を始めたり、規範に従ってきた人が、感性やアートの世界で食べていこうとするのは、自分の適性を無視した無謀行為かもしれません。成功者が取り上げられるのは、それだけ珍しい例である証拠です。

お金を稼ぐということは、自分の能力を売って、お金に換えるということです。若者が、新しい場所で、一から教わりながら給料を頂けるのは、今後への投資です。30歳以降は経験が物を言い、即戦力になれる者だけが稼げるのです。

真剣に人生を考えることは重要です。しかし、正しいと思っていた道が妄想だったことを知り、そこから逃れるために、幻想のロマンを追うことにすり替えただけなら問題です。幸せでもなかったかわりに、究極の不幸も味わっていない分、妄想と幻想を繰り返します。お祭り騒ぎの日本や大人を見て育った後遺症かもしれませんが、結局は、社会に甘えてきたせいで、生き抜く厳しさと知恵が具わっていないのだと感じます。

人生に遅すぎることはない…とは言え、中年以降に生活基盤を一変するような冒険は、一種の賭けだと思います。
1つの仕事を長く続けてきた人は、少なからず適職であると言えます。そこに不満を感じるのは、飽きだったり、人間関係のもつれだったり、これまでの怠慢の罪(カルマ)を解消させられているのかも知れません。

誤解の無いように付け加えますが、私は40代の迷っている人達を、責めているのではありません。勢いを失った自分自身と家族を抱え、一発触発の冒険も出来ず、だからと言って、このままでは後悔と不安が募る…と、1番苦しい立場に立たされているのが40代ですし、ひいてはその子供達に与える影響をも心配しているのです。

とにかく、不満から逃げずに、現状と向き合うことが必要です。不満や焦り、劣等感と向き合ってみると、意外と自分の人生に誇りを感じたりします。仮に、過去の自分に全く誇りを感じられないのなら、今後、どこで何をやっても無駄でしょう。努力をしない者や、幻想妄想の努力と我慢を重ねる者は、愚痴ったり嘆いたりする資格すらありません。そういう意味では、大人達よりも10代の若者の方が、悲しくも現実の厳しさを肌で感じ、割り切っているように思います。

自分と正しく向き合うことで、幻想に踊らされて今更危険な冒険に出ることなく、今後の正しい道が見えてきます。理想と現実、他人と自分とのギャップ、無いものねだりに翻弄されず、長年培ってきた適性や能力を活かして、充実・満足感の得られる場所や仕事を見出すことも可能です。見出せたなら、そこに向かって努力するべきです。何十年もの怠りと妄想を埋めるために、必死になって血の出るような努力をすべきなのです。

それこそが、「人生に遅すぎることはない」 という意味です。もし、まだ若い人がこのコラムをお読み下さったならば、人よりも早く着手することが、人よりも早い成功を手に入れることだと理解して頂けたと思います。

だからと言って、40代の人も悲観する必要はありません。遅れを取り戻すと共に先回りするために、一生懸命に努力を重ねて、成功を掴んだ40代の人達を沢山知っています。不満と不安を抱えるあなたも、甘えを取り除くことで、人生を現実的に切り開き、実質的・精神的な幸せを掴む、希望の道は残されています!

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That's all for today...good luck !!   20070118writed 

※鑑定や祈祷におけるご不明点等ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。


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