産土神社
~From 開運コラム~
七五三のシーズンですね。この年齢のお子様をお持ちのご家族は、是非是非、産土神に出向いて、七五三のお祝いをしましょう。初宮参り、七五三、進路決定、成人、就職、結婚、出産、出世、還暦…と、私たちには様々な人生の節目があります。誰もが当たり前のようにそれらの節目が起こるのではないことを、皆様もお解りのことと思います。幸運な節目を頂ける人と、そうではない人がいます。努力をしても中々うまくいかない人や、努力すら出来ない人もいる一方で、トントン拍子にうまく運ぶ人も存在します。
その差は、神仏の加護にあります。自分一人の力だけではタカが知れており、私たちを包む不思議な力の流れがあることを、そして、それを味方に付けることが必要なことを、アフロディテに集う皆様は、少なからずお感じのことと思います。その加護を得るために必要なのは、我々の報恩感謝の姿勢と、それを示す儀礼にあります。どんなに心を尽くしていても、それにおける儀礼が伴っていなければ意味を成さないことも有り得ます。当然、儀礼に走るばかりで、心が伴っていなくても、意味を成しません。
この辺りのことは、私たちの人間界においても同様のシステムが見受けられます。例えば、誰かに助けてもらった時、感謝していても、それを表さなければ、お相手には伝わりません。また、助けられる度に 「ありがとう」 と言ったとしても、お相手の実質的な労力に言葉だけで返すのでは、何となく理不尽な感じもします(ごめんで済めば警察いらない…と同じです)。とは言え、形式的にお礼の品を送りつけても、お相手の心にはあまり響かないでしょう。
心とそれに見合う形式を揃えてはじめて、真意と見なされ、お相手の胸を打ちます。これを最も分かり易く表しているのが、祈祷です。心と儀式を統一し、誠意を表し、物質的にも尽くすことで、心願が通ります。どちらも欠けることなく行うことに意味があります。アフロディテでは、皆様から事前に頂いております祈祷料で、定められた期間中の儀式に必要な物の購入に当てております。心や霊力だけで結果が出るものではなく、それなりの努力と形を求められるのは、日々の生活においても、祈祷などの霊術においても、ほとんど変わりはありません。
また、困った時の神頼みと言いますが、日頃から神仏との自然な接点を持っている人と、そうではない人とでは、人生の幸運度において違いが生じることも明らかです。中には、熱心な信仰を持つ親類や先祖霊にの恩恵よって、本人が意図しなくても、神仏の加護や徳分が巡っていることもあります。しかし、補充せずに使えば無くなるのは世の常です。少なくとも、冒頭にあげた節目には神社仏閣に詣でて、ご挨拶がてらご報告と感謝を差し入れた方が無難です。特に、成人式までの節目毎に産土神へ詣でている人は、人生を全うするのに必要な、強さと筋が具わります。それは、自分らしく生きる力になるだけでなく、神と自分を繋ぐ霊的なアンテナの役割も果たします。アンテナは誰もが持っていますが、使わなければ錆びつきます。小さな信号さえも取り逃さない、最新機能を備えた強力なアンテナを持っている人の方が、断然有利です。それによって成人後の人生も、神の道案内が良好に行われます。
ご挨拶の機会は、産土の神仏に当人の進路や状態を把握してもらう意味もあります。人生の本筋から外れようとしているなら、調整の気付きと機会が与えられるでしょう。しかし、神仏から遠ざかり、独自の放漫な生き方で突き進めていた場合は、既に手の施しようがない、ということも有り得ます。不満足なものでも、長年掛けて築いたものを壊すのは勇気が要りますね。その上、何の保証もない状態で、改めて作り直さなければならないのですから、それが出来る人は、限られるでしょう。勿論、本人にその覚悟とヤル気があるのなら、神仏は手を貸して下さいます。しかし大体は、本人に根付いた拘りや言い訳が邪魔をして、神仏の指導を素直に受け入れることが出来ません。柔軟性・発展性のある成長期から、神仏の調整指導を受け始めることがベストと言えます。鉄は熱い内に打て!ですね。
子供自身が七五三の計画を練れない様に、子供の内は、家族である大人の教養や意志に左右されます。どの様な家庭(親)の下に生まれるのかは、子供側のカルマ(因縁・理由)で決まりますので、もし、これらの節目を素通りしていたとしても、親を恨む筋合いではありません。何事も、誰かのせいにするより、自らのそれを上回ることが大事です。自分の意志で選別と実行が出来る今は、自分の目線次第です。遅れを取り戻したいなら、心と行動を合わせて、即座に着手すればそれでいいのです。
また参拝は、産土神(生まれた土地の神)や、氏神(代々信仰している神)が、基本となります。「有名な神社にまでわざわざ行ったのに、全然効果が無かった…」 と、お嘆きの方も少なくないと思いますが、遠くの有名な神社を選んで参拝しても、そこの神との因縁がなければ、恩恵は受け取りにくいと言えます。また、通りすがりの神社も同様です。神との因縁は、前世や先祖も含みます。昔は、予め、信仰してもいい地元神社を決められていた経緯もあります。つまり、今でいう檀家制度のようなもので、信仰を願い出ても断わられ、別の神社を探さなければならない家族もいました。そのため、縁結びと言えば出雲大社が有名ですが、大国主命との御縁がある人とない人とでは、効果の表れが変わってくるのも当然かと思います。
何百年も遡って、先祖が属していた神社を調べるのは大変です。その様なことに骨を折るくらいなら、産土神と守護霊と成仏している先祖霊をお慕いした方が賢明です。少なくとも、どこの土地に生まれるかは、偶然ではなく、必然です。土地の神様とは十分な御縁があります。生まれた土地とは、病院のある土地ではなく、ご自宅の土地を指しています。また、有名な神社との繋がりが欲しい場合は、産土神が窓口になって下さいます。尚、良縁成就招来祈祷における夫婦神も産土神と同様に、昔から道祖神として各地域に土着しておりますので、皆様にとって御縁の深い神となります。守護霊については、言うまでもありません。
例えば、葉書を出す際は、近くのポストに投函します。それは手順を踏んで中央へと集められ、そしてまた、宛先別に振り分けられていき、最終的には近所の郵便局より送り届けらる…と記憶しています。ここでいう中央が有名神社であり、近所の郵便局が産土神に当たります。誰でも中央郵便局に行くことはできますが、受け取りは、ご近所の郵便局で…となりますね。産土神には土地勘もありますので、全てを中央に任せるより効率がいいのです。その上、地域に馴染んでおります分、こちらの都合を覚えてくれていたりします。受取り用のポストは、神棚のみならず、私たちの守護霊や先祖霊もその役目を担っています。
今も尚、多くの人々が賑わう有名な神社には、やはりそれなりの霊験があります。言うまでもありませんが、有名な神社に行っても意味がないと申し上げているのではなく、その繋がりを持っていなければ意味がない、ということです。初詣の際も、先に産土神社を詣でてから、信仰している神社へ向かいますことをお勧め致します。緊急を要する時こそ、急がば回れです。覚えておきましょう♪
That's all for today...good luck !! 20081102writed