恋の誘惑と弱点の克服

~From 開運コラム~


この人を手放したくない!!と、思った経験は誰にでもあると思います。それは恋をする上で自然な感情です。
ですが、それを非常に強く思い始めた頃から、その恋は終焉に向けてカウントダウンを始めています。手放したくないと思うこと自体、手放す時の訪れを意識が察しているからです。というより、現世ではそれを手放さなければならないことを、魂が知っているのです。顕在意識でいくら否定しても、潜在意識がそれを認めています。

この人以外にはいないとか、この人に捨てられたくないとか…、似たようなネガティブで因縁的な心情は他にもありますが、この様な絶対的で強制的な感情に支配され、自己コントロールを失う時、そこには重要なカルマ的学びが隠されています。究極の苦悶、それに伴って引き起こされる苦境は、ご本人がそれを乗り越えるための必要悪です。

カルマ的な作用が働いている場合、振られたくない!と思えば思うほど、振られるための言動を繰り返し、相手はその人を振らなければならない状況になります。また、浮気されたくない!と心配すればするほど、相手は何故か浮気せざるを得ない状況になり、結果としてそれが起こります。この場合、被害者だと認識している側が実は加害者で、その人と関わらなければ、相手はその様なことを起こさずに済んだ…ということも有り得ます。

当然に、ご自分が逆の立場になることもあるでしょう。普段ならしないことをして、「どうしてあの人にだけ、あんなことをしたのだろう…」 とか、「あの時、あの人に関わらなければ…」 等と、当時の自分を信じられない場合は、これらのカルマ的な劇場に参加させられた可能性があります。ただ、ご自分のカルマなのか、相手のカルマなのかの判断は要しますので、何でも相手のせいにしていいというものではありません。しかしながら、後にも先にもなく、その人と関わったが故に自分らしくないことをしたのなら、お相手にそれの引き金があった考えられます。当然、それと通じて必要悪になったこと自体、大なり小なりの種をご自分も有していたと言えますので、今後も気を引き締めておく必要はあります。

この世は連鎖していますので、因縁的な作用が働いた場合も、因縁持ちだけがそうなるのではなく、お相手や環境を巻き込む影響力が働きます。ネガティブな想念に気を揉み、それが本当に起こってしまう人は、何故、特定のネガティブな不安や恐れが潜在意識を支配するのかを紐解くことが先決です。この根本を解明することで、解決の道が開けます。逆に、誰かの悪因縁に付き合わせられている…と感じる場合は、その人に対してムキになったり、無責任な親切心を出さず、静かに距離を開けてお相手が正常化するのを待ってあげますと無難です。

優しい性質の相手を狂暴にさせてしまう女性や、相手を信用出来ずに結果として自分の信用を落とす女性、相手が逃げ出す様に仕向けて猛烈に追う女性、浮気相手なのに彼の浮気を心配する女性…等、例を挙げればキリがありませんが、これらの女性たちは、それが起こるのではないかと危惧する想念が強力です。危惧すると書きましたが、それは顕在意識レベルの認識であり、潜在意識中においては、大いなる期待に該当します。そして、その期待を叶えるために、一つ一つの言動や選択、雰囲気でそれの誘発と誘惑が成されます。

何故、そんな嫌なことを期待し、それを叶えようとする自分がいるのか…、それは、それこそが自らの精神的・霊的な弱点(不完全部分)であり、それを克服する魂の使命があるからです。ご自身の魂が現世において、自らの弱点になり得る誘惑に勝ち、悪カルマを清算し、完全なる霊体へと近付くための修行です。わざわざ仏門に入らなくても、この世で生きること自体が修行ですからね。ですから、自らの弱点である誘惑に勝つまでは、同じ誘惑と苦痛を何度も経験します。例えば、苦痛に耐えかねてやっとの思いで別れたのに、自ら復縁を願い出、また交際と別れの苦痛を味わい、また復縁を願う…というケースや、結婚に憧れて不倫を繰り返すケース、振られるために恋を重ねるケース等がありますが、これは運命的な出会いではなく、自らの不完全性が誘惑に負けているのです。

誘惑と言えば、何となく魅力的で香しい匂いがするものの様に聞こえます。確かに誘惑は、気持ちいいか悪いかによる判断が優先されますので、一見、魅力的ですし何らかの快楽が伴います。しかし善悪や先見の判断が劣るのが特徴です。ですから、心理的・肉体的な悦を、当初または時々は経験することが出来ますが、次第に状況的・将来的な苦が増します。それを学習し、躊躇なく善を選択できる様になった時、そのカルマ的な弱点は克服されたと見なされ、魂と運の強化に繋がります。長年、悪カルマが恐れられ、善カルマ(徳分)の追及が成されてきましたが、悪カルマは仕方がない不幸ではなく、自らの不完全部分です。不完全なのでそこを突かれると弱いのです。克服すればいいだけです。

従いまして、いつものパターンにはまる様な、自分にとっては慣れた特殊な匂いを感じる時が要注意です。他の人から見れば 「絶対にナシだ♪」 と軽く無視できることも、これに通ずる悪カルマを持つ人は、その匂いが気になって仕方がなく、その毒を自ら吸いに行きます。本命や家族のいる男性に興味を持つ癖もそうですし、妙に秘密めいた異性に惹かれる癖、恋の終わりから異常な執念を燃やす癖、傷付けられれば傷付けられるほど相手に依存してしまう癖など、普通の人なら避けて当然の恋を異常に気にする恋愛癖がある場合、それに通ずる恋の悪カルマを魂が有しています。そこに霊障が絡んできますと、更に厄介なのは言うまでもありません。

甘い毒に麻痺させられて、苦から生まれる悦の味が忘れられない人は、あえて厳しくそれを絶つ必要があります。悪カルマによる恋の場合、抑えられない感情が湧き上がりますので、普通以上に何とか押し通そうと思うものですが、その都度悪カルマが増幅し、感情の上昇と共に苦悩も上昇します。状況の著しい悪化が伴う場合は霊障を疑った方が良いですが、悪カルマのみの場合は心身苦痛の割合が高い傾向です。不可解な程の苦痛に苛まれる場合は、ご自分の我欲・願望とは180度真逆の言動に半年ほど努めることで、不運も180度逆転して幸運に変わる見込みがあります。また霊障がある場合も、自らの欲望を無視することで、人間の欲望に取り憑く悪霊の力を軽減することに役立ちます。どうしてもその恋が必要なのであれば、悪カルマを解消した後に、出直せばいいのです。

尚、毒を吸ってしまったのが間違いなのではありません。毒を吸うこともご本人のカルマであり、毒を制する経験を得るための必要悪です。しかし、いつか毒も抜けるだろう…と安易に考え、我欲に身を任せているなら、残念ながらその毒に支配され続けます。自らに気付くチャンス、そして、気付いたからにはそれを克服するチャンスは、誰にでも公平に与えられています。しかし、それを意識的に貫くことが出来る人は、限られています。何を聞こうが耳に入らない人もいらっしゃるでしょうし、分かっているけど出来ない、というところで諦めてしまう人もいらっしゃるでしょう。ご本人が本気なら、確実に救われると確信していますが、その本気を出せるか否かは、その人に委ねざるを得ません。必要悪に潰されるのか、それを制して余裕の支配下に置くのか。アフロディテに集う皆様は克服の力があり、天から祝福を受けるに値する選ばれし者達だと信じています。

また、 オーラ修復の実行によって自己改革が起こり、精神的な強さと明るさ、それに伴う状況的な平和と豊さが齎されたというご報告をお受けしておりますが(何度か繰り返しますと、霊感が開発する人もいますね)、やはり、オーラ修復の際に、ご自分にとっても周囲にとっても善である目標や目的を持っている人は、顕著な好変化と、効果の即効性が明らかです♪ こちらが意図せずとも、必要悪への強さ、悪カルマの解消意欲の向上が成され、現世を謳歌し易い霊魂に発達しているケースに多々遭遇します。逆に、我儘や意地を押し通す力を得るためだったり、人のせいにするばかりで自分を変える気がない人は、オーラ修復後の変化を自覚し難い印象です。オーラ修復のご依頼数も増えていますが、私も本気で尽くしていますので、本気でご自分の人生を取り組む意志がある人にお申込頂きたいと思っています♪

自分が辛いのは、誰かのせいではありません。例え相手にも原因があるのだとしても、ご自分側にもそれを引き起こす種があることに、早く気付くことが大事です。気付くことで反省が促され、解決のためのステップに進むことが可能です。気付けば自動的に進むのではなく、進む意志を要します。人生を漂わず、ちゃんと自分の意志と計画に沿って進めましょう。神の恩恵を求めるあなたと同様に、神もあなたの決意を求めています。その交流が奇跡を呼びます♪

That's all for today...good luck !!   20090824writed 

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